戸隠山登山 | パラグライダー | 林間学校や夏合宿 |
奥社 日本神話で名高い天照大神が、天の岩窟に隠れたとき、 無双の神力でその岩戸を開けたといわれる天手力雄命が 御祭神である。また、その岩を投げ捨てたら戸隠山にな ったという伝説がある。奥社は何百メートルもの断崖の 真下に建てられていて、その昔、修験者の霊場だったこ とを深く物語っている。参道は約2km、中程に萱葺屋根 の赤く塗られた随神門があり、門をくぐりさらに進むと 両側はうっそうと生い茂る杉並木がつづく。 奥社の左手にあるのが九頭龍社。御祭神は九頭龍大神で、 戸隠神社の中では最も古いといわれている。 |
中社 御祭神は、天照大神が岩窟に隠れたとき岩戸を開けるた めに神楽を奏することを考案したという知恵の神、天八 意思兼命。御本社(奥社)に相殿として奉祀されていたが 宝光社との中間の地には、寛治元年(1087年)に分祀奉斎 されて今日に及んでいる。学業成就、商売繁盛、開運、 家内安全などの御神徳があり、聖地戸隠詣での中ではい つも多くの参拝者で賑わっている。 天の岩戸伝説をとり入れた太々神楽は、今でも春夏秋の 例祭のほか随時奉納され、最古の様式を残す神楽として も有名。その独特の舞いに特徴がある。境内には樹令約 800年に及ぶ天然記念物の三本杉がある。 |
宝光社 御祭神は、中社の御祭神の御子神様天表春命で、技芸、 安産、厄除け、家内安全などの御神徳があり、多くの信 者の信仰を集めている。中社と同じく、御本社に天暦3 年(949年)より相殿として奉祀されていたが、奥社より 約6kmの現在地に康平元年(1058年)に分祀奉斎され今日 に至っている。杉の古木の中を200段余りの石段を登ると 両部神道当時の面影を残した社殿があり、その荘厳さに 目を見張る。奥社と中社が天災などで消失、再建された のにくらべると神仏混淆時代のなごりをとどめた建築様 式や彫刻などの造りの見事さで貴重なものとされている。 |