山湯里の旅・出湯紀行
男・内湯 女・内湯 湯口

小路を入った静かな場所
美ヶ原温泉・旅館ゆたかや
温泉街の中心にある共同外湯「白糸の湯」横の小路を少し入った突き当たりにある。この小路は
島崎藤村ゆかりの「文学の小径」でもあり、車も通らず静かな佇まいをみせている。玄関脇にあ
る松の古木と木造のこじんまりした和風の宿だ。平成■年に今までの古い建物を改築したが、古
きよい"とき"を大切にする館主の気持ちが随所に表れている。また訪れる客も1日5組までとし
て、行き届いたもてなしをするという。
浴室は男女内湯があり浴槽の形はそれぞれ異なり、更に浴室の境になっている白壁とその上部に
配した瓦は城郭の雰囲気がある。湯口からは単純泉の柔らかい湯が注がれかけ流しされている。
料理は自前の田畑から採れた旬の野菜や天干し米を使用し、館主自ら作る郷土料理と我流会席を
味わうことが出来る。
EpisodeQize
ロビーから見える庭園には「■■■■■」が植えられているが、赤い実がなる晩秋にこの実を目
当てにヒヨドリやカケスなどの鳥がやってきて啄ばんでいる。


■入浴料:500円
■泉質:アルカリ性単純温泉
■住所:松本市里山辺
■tel.0263-32-4107
■date:2002.11.29

地域&地図情報
松の古木と玄関 瓦を配した浴室の境


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