山湯里の旅・出湯紀行
男・内湯 女・内湯 丸太を刳り貫いた湯口

湯煙で霞む浴室
白骨温泉・柳屋旅館
温泉街でも奥のほうにあり賑やかさはないが、その分静かな佇まいを見せ、のんびり派には寛げ
る湯宿だ。建物自体も小さく全館木造の外観は湯治宿の趣きもある。ロビー前を左に行くと直ぐ
に浴室があり、男女別の暖簾が掛かっている。戸を開けると湯煙が立ち込め、浴室が霞んで見え
る。深めの湯船に浸かりながら、渓谷沿いの窓からは雪化粧した景色が眺められた。湯から上が
りロビーに戻ると、女将さんと従業員の二人がストーブで暖をとっていた。昔は「わたの湯」の名
で、湯治宿として営んできた宿だと言う。白い湯が溜まる湯船と言う事で白船温泉がいつ日か白
骨温泉になったのだが、白い湯を見立てて綿の湯とは上手い名前だ。
EpisodeQize
露天風呂はないが、硫化水素泉が溢れる木の湯船は白く染まり、まさしく白船だ。湯口は直径30
cm程あろうか■■■■の丸太を刳り貫き、そこに竹筒を差し込んである。


■入浴料:600円
■泉質:単純硫化水素泉
■住所:南安曇郡安曇村白骨温泉
■tel.0263-93-2178
■date:2002.11.3

地域&地図情報
雪降りしきる全景 フロント


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