山湯里の旅・出湯紀行
内湯
湯口
庭にあるお堂

趣味で集めた大きな石が施設をとりまく湖畔の宿
木崎湖温泉・やまきた荘
十数年前の木崎湖と言えば、四季折々の自然散策やレジャー客、学生村としてかなりの賑わいをみ
せたが、ここ数年、夏以外のシーズンは静けさだけが漂うようになった。温泉郷としては新しく、
昭和50年7月、大町市郊外の高瀬渓谷にある葛温泉から65度の源泉を引き湯して木崎湖温泉が
出来た。戸を閉めている宿が多いなか、やまきた荘はオフシーズンでも外来湯客を迎えてくれる。
近くにある外来温泉施設の「ゆーぷる木崎湖」は浴槽が大きい分、源泉に水道水を足し循環してい
るが、宿の湯は源泉をかけ流ししているため温泉気分に浸れる。
館主の平林照久さんは趣味も広く、周辺の観光にも詳しい気さくな人柄だ。趣味で集めた銘石や農
民具などが館内外に飾られているが、玄関前にあるお堂と信楽焼大狸の由来は是非宿に訪れ、聞い
てもらいたい。
また6月下旬から7月にかけて、宿の廻りの小川や水田にはヘイケホタルが舞い、毎年楽しみにこ
の季節に訪れる客が多い。

: やまきた荘では時期により、館主自ら打った蕎麦をお客様に味わってもらい人気があるが、この蕎麦粉
は大町市の隣■■村で収穫したものを使っている。大町市の隣村には新行そばで有名な美麻村もあるが
収穫量が極端に減少しているため使用していないとの事。

■入浴料:400円
■泉質:単純泉
■住所:大町市木崎湖温泉10493
■tel.0261-22-0287
■date:2002.3.19

地域&地図情報
建物

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