山湯里の旅・出湯紀行
男・内湯 女・内湯 露天風呂

山仲間が集う宿
乗鞍高原温泉・鈴蘭小屋
名峰乗鞍岳山頂間近にある「肩の小屋」は直営の山荘で、その縁で山仲間も多く集う宿だ。昔、
近くの尾根に金の鉱山があった事から、宿周辺は金山(かなやま)という地名だった。昭和3年に
この地へ山小屋を創業してから、地名が鈴蘭となったと言う乗鞍高原の先駆の宿でもある。その
後昭和37年頃、乗鞍岳を背景にロッジ風の現在の建物になった。宿泊のほか喫茶や食堂も利用
できるので乗鞍岳登山や高原散策の拠点にもなっている。鈴蘭小屋と言っても、広い玄関に入る
と整然としたロビー、床暖房の廊下が浴室へと続く。男女別の内湯は壁、洗い場、天井全てが桧
造りとなっている。白濁色の湯がかけ流され、室内は硫黄泉特有の湯の香りがする。内湯続きの
露天風呂も木の湯船で、何の遮りもない天上なので夜は満天の星空を眺めながら入浴できる。
取材に応じてくれたオーナーのご子息福島氏は乗鞍高原を愛するネイチャーリストでもあり高原
の自然や散策について聞くのもいいだろう。またのんびり出湯情緒に浸りたいむきには、初夏や
初冬がおすすめだとも教えてくれた。
EpisodeQize
雑談の際いただいた甘酸っぱい香りのする「■■■のデザート」は、夕食後に出すと言う逸品。


■入浴料:500円
■泉質:単純硫黄泉
■住所:安曇村乗鞍高原温泉鈴蘭
■tel.0263-93-2001
■date:2002.11.19

地域&地図情報
外観(左端は乗鞍岳) オーナー


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