出湯紀行
男岩風呂
男岩風呂と源泉口
女岩風呂と壁画

岩風呂の壁画がなんともユニーク…
姫川温泉・ホテル水雅荘
姫川温泉には4軒の宿があり泉質は炭酸水素泉だが、水雅荘だけは食塩泉の源泉になっている。
数年前の姫川の氾濫以後、客足がぱったり途絶えたが、施設は当時のまま残っており外来湯客も歓
迎してくれる。節約のためか施設内の照明は消えていたが、それもなぜか秘湯ムードがでている。
地階にある内湯は男女湯とも岩風呂となっており、男湯は自然のままの巨岩で囲まれており3槽の
湯船から惜しみなく湯が溢れている。戸閉めした窓から外を見ると露天風呂があったが、姫川の洪
水で今は使用してないが、遮るものがなく姫川や対岸の山並みが欲しいままに見渡せる露天風呂は
是非とも復活してもらいたい。
昔からこの宿には、老人会や婦人会の湯客が多いと言う。女将さん(下写真の右が女将さん)は、富
山県の出身だそうだが話し好きで愛想がいい人柄のせいか、宿泊客が多く忙しい時などは近隣の知
り合いにも手伝ってもらっている。また、朝早くからの入浴も出来るので、遠方からの湯治ファン
が訪れる

: 下町の懐かしい銭湯の壁には三保の松原などの絵が描かれていたものだが、水雅荘の女湯岩風
呂には、食い入るように見てしまう■■チ■■な壁画が書かれている。絵自体はあまり上手ではな
い。(と思うのだが)一見の価値はある何とも滑稽な壁画だ。
※2度目に訪れた時、男湯は右の階段をと案内された。始めて来た時は左の階段だったはずなのに
と不思議に思い、女将さんに聞いたところ、その日は湯客も居なく浴室が暖かい女湯に入ってもら
ったのだそうだ。おかげで私は壁画を堪能したが、女性がその壁画を見た感想も聞きたい。

■入浴料:500円
■泉質:含鉄分・弱食塩泉
■住所:長野県北安曇郡小谷村
■tel.0255-57-2226
■date:2002.3.10/5.6

地域&地図情報
建物 女将

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