湯探歩紀行
川瀬が聞こえる露天風呂
岩肌に流れる源泉
湯気が上がる清流

渓流の音で何も聞こえない
白馬八方温泉・小日向の湯
白馬村八方地区には八方温泉と名の付く外来湯がいくつもあるが、その中で一番奥にあるのが小日
向の湯だ。八方スキー場街から白馬岳登山口・猿倉に向かって行く途中、松川の清流沿いにある温
泉だ。外来湯といっても、受け付けの建物だけで、脱衣所は温泉と兼用の場所にある。露天風呂し
かないが、松川の河原で採ってきた石ころを積み上げ、自然さを売り物にしている。この温泉の横
を流れるのは松川だけでなく、すぐ脇は松川の支流も平行して流れているので、川の音がやけにう
るさく鳥の声は耳に入ってこない。しかし湯客は誰も川の音など気にしていない。
ひとつ驚いた事は、支流が湯気を上げているのが右写真で解るだろうか。白馬岳から流れてくるた
め、水は極度に冷たく、気温が高くなった麓を流れるため、ドライアイス状態になったみたいだ。
こんな風景を見られるのも、北アルプス山麓の温泉だからこそ。

■入浴料:400円
■定休日:積雪期は閉鎖
■時間:前10時〜後6時
■泉質:アルカリ性単純温泉
■住所:北安曇郡白馬村八方
■tel.0261-72-2715[八方尾根開発]

地域&地図情報
全景

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