山湯里の旅・出湯紀行
男露天風呂 女露天風呂 女内湯

松林に囲まれた清楚な湯宿
穂高温泉郷・湯の宿常念坊
北アルプスの名峰常念岳の麓にあり、松林に囲まれ木造りの落ちついた佇まいを見せる。春にな
るとその山壁に現れる雪形「常念坊」からつけたと言う宿名も安曇野の里を連想させてくれる。
温泉は名湯中房温泉からの引き湯で居ながらにしてアルプスの天然の湯が味わえる。内湯浴室は
木壁で被われ、浴槽から立つ湯気とともに木の香りが心地良い。露天風呂からの眺望はないが、
脇にあるロックガーデン風の庭には四季折々の草花が植えられ自然の趣を感じながら入浴できる。
山林が覆いかぶさる宿裏側の庭では、深山に行かないと見ることができないイワタバコ、エビネ
チドリ、イワシバなどの山野草が数多くあるので、花の見頃の時期に訪れるのもいいだろう。
宿の自慢の一つに料理がある。宿のオーナーは山岳救助隊員でもあり、登山ガイドもこなす山男
だが、食材に使う季節の山菜も自ら採ってくる。しかもポピュラーな山菜より、ユキザサ、モミ
ジガサなど普段聞いた事のない山菜や、秋には岩山に生えるキノコ・岩茸が食膳に出される。

EpisodeQize
山林に囲まれているので、時々タヌキやムササビなど野生の小動物と出会うことがある。特に猿は
保存してある白菜を繰り抜いて食べ、追い払うと白菜の玉を一つ抱えて逃げてしまうと言う。また
秋はアサマブドウやコケモモなどいろいろな木の実が採れ、果実酒にして宿泊客に出す。珍しい果
実に■■■■■■(常緑の矮小低木)があります。米粒程の小さい実のため採取するのは大変との事。

■入浴料:500円
■泉質:単純硫黄泉
■住所:南安曇郡穂高町有明
■tel.0263-83-4984
■date:2001.11.24

地域&地図情報
外観 山野草とオーナー


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