湯探歩紀行
内湯1
内湯2
湯口

これからも永く続けて欲しい湯宿
浅間温泉・御殿の湯
松本の奥座敷として歴史の古い温泉郷。桃山時代には御殿の湯や士族の湯として松本城主や武士た
ちが利用していた信州の温泉ではしにせ的存在の湯です。温泉街を行くと「○○の湯」という宿名
が目につきますが、これはかって旅館の営業が養蚕農家の副業として行なわれていた名残りだと言
います。その中で温泉街の最奥にあるこの宿も開業150年以上といいます。外来湯客は私が初め
てらしく入浴料もその場で決めました。宿の造りは古く、ロビーもありません。浴室へ案内されま
したが男女の区別がない浴室が一つだけでした。浴槽も小さかったのですが、蛇口からは惜しみな
く源泉が出ており浴槽から常に湯が溢れています。湯上り後、女将さんに「最近はどうですか?」
と訪ねたところ、この温泉郷も他の観光地同様「お客は少なくなってきて、いつ閉めようかと考え
ているところなんですよ。夫婦2人でほそぼそやっているだけだからね」帰り際、私は「是非永く
続けて下さい」と注文して来ましたが。こんな昔乍の湯宿こそ温泉好きの方に利用して頂きたいと
思っています。そうそうこの宿の隣にある「東御殿の湯」はもう店じまいしていました。

■入浴料:500円
■時間:前■時〜後■時
■泉質:弱アルカリ単純泉
■住所:
■tel.■■
■date:2002.1.28

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