山湯里の旅・出湯紀行

温泉郷の町並み

美ヶ原温泉
松本市街地の東方、美ヶ原高原の西麓の標高600メートルの丘陵地にあり、御母家、湯
の原、藤井などの温泉を総称して美ヶ原温泉と呼んでいる。その一つ、湯の原温泉はかっ
て「白糸の湯」と称されたことがあり、平安時代の歌人源重之が「出る湯のわくにかかれ
る白糸はくる人たえぬものにぞありける」と詠み、歌碑は温泉郷裏山にある薬師堂の入口
に建てられている。今も名残りにある共同外湯「白糸の湯」が温泉街の中ほどにある。
また松本城が築城される150年ほど前、室町時代の長禄年間(1457〜1460年)に、城主小
笠原長棟が入湯したとも言われる。温泉街に通じる現在の県道は松本城を築城した石川康
永によって開かれたというから歴代の松本城とも深い繋がりがあり、長い歴史と伝統に裏
づけされ、知名度においても信州を代表する名湯でもある。
照会先:美ヶ原温泉旅館組合・tel.0263-33-2353

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