山湯里の旅・出湯紀行

乗鞍高原と残雪の乗鞍岳

乗鞍高原温泉
多くの関係者が集まり昭和51年、乗鞍岳の東斜面一帯に温泉郷が生まれた。源泉は乗鞍
岳の中腹、標高2千メートル地点にある湯川の上流で、自然湧出のまま渓谷に流れていた
ものを、乗鞍高原へ引き湯したものだ。温泉は鈴蘭から楢ノ木沢地区の旅館や民宿に引湯
している。
標高1500メートル付近を中心に広がり、大自然の息吹を肌で感じる高原だ。白骨温泉から
乗鞍高原温泉に向かう途中から温泉郷を遠望すると、白樺やカラマツ林の中に点在するペ
ンションやロッジの屋根、乗鞍岳の山容が絵葉書から抜け出たような風景を見せてくれる。
高原の春は里より一足も二足も遅くやってくるが、春がひとたび訪れると待ちかねた山の
花が一斉に咲き出す。コブシ、ヤマブキ、コナシを始め、初夏にはレンゲツツジが群生し
て咲く。
安曇村では観光客に気軽に温泉を楽しんでもらうため外来温泉「湯けむり館」を新築した。
照会先:安曇村旅館組合・tel.0263-93-2147

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