山湯里の旅・出湯紀行
男・内湯
女・内湯
湯口

千曲川のせせらぎと川魚料理が自慢
湯の瀬温泉・旅館吉野家
シーズンになると宿前の千曲河畔には投網漁や釣り人が沢山訪れる。鮎やハヤなどの川魚料理が
この宿の自慢だ。小諸市街を流れる千曲川も、この付近一帯は蛇行し岩石も多く堆積しているの
で川魚もよく採れるようだ。その釣り場の上に架かる吊橋のたもとに宿はある。
玄関を被うように庭木が生い茂り、入口には信州秘湯会の木の看板が吊るされている。温泉は祖
先が「火のふく山のそばを掘ればお湯がわく」という夢のお告げで堀当てたと言う。火のふく山
とは東に聳える浅間山の事らしい。またこの宿の周囲には桜の古木も多く、春の花見シーズンに
は鮎の塩焼きを肴に宴たけなわとななる頃訪れると良い。
浴室は内湯だけだが、壁は板で張りめぐらされ、高い天井が窮屈さを感じさせなく、窓からは千
曲川も望めのんびり出来る。湯は浴用加熱の源泉だが、かけ流しではないのが残念だ。以前はか
け流していたらしいが、宿の女将は「限りある資源をあまり無駄にしたくない」と浴室を改装し
たと言う。

EpisodeQize
千曲川に架かる吊橋「■■■■橋」は郷愁を誘うが、この橋の中ほどからは近代的な小諸大橋が
頭上高く横たわっている。


■入浴料:500円
■泉質:ナトリウム・塩化物泉
■住所:小諸市山浦
■tel.0267-22-3308
■date:2002.8.18

地域&地図情報
全景 宿前の吊橋


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