山湯里の旅・出湯紀行
男内湯
露天風呂
露天風呂

内湯、露天風呂とも広く数十人が一度に入れる
鹿教湯温泉・ホテル天龍閣
鹿教湯温泉郷の入口に来るとすぐわかる目立つ場所にある。一応ホテルとなっているが、年月がか
なり経っているため古い旅館の佇まいだ。施設前の駐車場には送迎用大型バスが数台あるが、もう
何年も風雨に曝されたように見える。玄関に入るとフロントにはコタツがあり、そこから女将さん
が立ち上がってきて応対してくれた。浴室に向かう廊下はギシギシと板音がする。多少の不安さを
感じながら浴室に入ると、縦横15m四方はあるかと思う程の大きな湯船が。きっと全盛期には団
体客を多く受け入れていたのだろう。しかしどこも一緒だが、観光客が減った今は個人客メインの
体制をとって行かねばならない時にきている。こんな大きな湯船に一人で入っていると何か物足ら
ず風呂の中をウロウロと歩いてしまった。東面ガラスからは内湯続きに大きな露天風呂が見える。
始めは内湯から望む庭池かと思ったが、湯気が立ち込めるれっきとした露天風呂だ。
しかし露天風呂にいく通路がなかなか解りづらい。眺望は良くないが、露天風呂の周囲は大きな岩
石で囲み、庭木を植え込んである。ただ竹垣にバラや洋花の造花を刺してあるのは如何なものか。
露天風呂に浸かりあたりを見回すと女内湯の入口もあった。混浴ということだが、これだけ広いと
気にならないかもしれない。

: 取材をしなかったが、施設のすぐ隣には桜の古木と六地蔵があり、境内奥に天龍寺本堂(写真)
がある。施設名の由来はここからとったに違いないが、この天龍寺は●寺として全国から修行者が
くる。修行の癒しのあとは精進落しのため温泉入浴セットでPRしたらどうだろうか。

■入浴料:300円
■時間:前■時〜
■泉質:単純泉
■住所:小県郡丸子町鹿教湯温泉
■tel.0268-44-2126
■date:2002.4.13

地域&地図情報
建物 史跡

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