山湯里の旅・出湯紀行
女内湯
湯口
中庭

外来湯客にもきめ細かなおもてなし
霊泉寺温泉温泉・中屋別荘
温泉郷の入口にある朱色の橋を渡り一番手前にある湯宿だ。近くにある中屋本店から分家し創業
は霊泉寺温泉にあっては比較的新しいほうだ。玄関は綺麗に整頓されていたが、50年の年月が
経った木造の建物は古さを感じさせる。軋む音がする廊下を進むと大浴場「ひょうたん風呂」が
あるが、外来の場合は小さな内湯利用となる。湯口からは何も足さない37度の温めの源泉が注
がれているが、暑い夏は程よく長湯が出来る。洗い場にある岩石には水分をたっぷり吸った苔が
生え、窓を開けると霊泉寺川のせせらぎも聞こえ、のどかな旅情を味わう事が出来る。
湯から上がると、女将さんが「お茶を用意してあるから涼んでいって下さい」と案内された。部
屋からは夏の花が咲く中庭が望め、出されたお茶と西瓜をご馳走になった。神奈川県厚木市から
嫁いで着たという女将さんは上品な顔立ちで、当時の事や宿の話しを聞かせてくれた。

EpisodeQize
山際に建つ広い敷地の中庭には、多くの草花や庭木が植えられ、大きな池に
は鯉が泳ぎ客室から四季の自然が望まれる。この池とは別にかけ流しの温泉
の湯を溜めた小さな生簀には体長15センチ程の魚が数多く泳いでいる。口
の中で卵を還すという珍しい熱帯魚■■■■■だ。霊泉寺温泉の湯温がちょ
うど魚にとって適温で、何年もここでふ化している。
クイズ


■入浴料:400円
■泉質:石膏泉
■住所:小県郡丸子町霊泉寺温泉
■tel.0268-44-2625
■date:2001.11.16/2002.8.9

地域&地図情報
全景 庭を見ながら話す女将


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