山湯里の旅・出湯紀行
男内湯 女内湯 湯口

和風への拘りがある宿
戸倉上山田温泉・旅館清六
仏教語の中にある「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」から付けたという宿名からも純粋な和風
の宿の趣きが感じられ、客室は全室、櫟(いちい)や欅(けやき)、桜などの銘木を使った木造の部
屋なので寛ぐことが出来る。また部屋前の垣根や玉石を敷いた廊下は和風らしさを一層引きたて
てくれる。壁の大理石、洗い場の伊豆石を配した浴室は煌びやかこそないが、湯船から溢れる湯
は、源泉からの湯をそのままかけ流しされている。湯温は41度とちょうどいい湯加減のため、
水で冷ましたり、加熱など一切手を加えていない。
収容人員は40人ほどの宿のため、食事は部屋出しを基本とし料理は作り置きしないという女将
の拘りがある。
EpisodeQize
浴室から出た廊下の右隅に、身の丈もある大きな古い金庫がある。昔、町内にあった某銀行が店
舗新築の折、宿の一室を仮店舗として利用し、新店舗へ移転する際、宿に置いていったと言う。
黒塗りの年代物で、上部に「■■■■」と刻印されたメーカー名が記してあった。


■入浴料:500円
■泉質:単純硫黄泉
■住所:更級郡上山田町
■tel.026-275-1107
■date:2002.11.27

地域&地図情報
雨に濡れる庭木と外観 ロビーで対談の若女将


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