山湯里の旅・出湯紀行
内湯
露天風呂
洞窟風呂

風呂の近くに狸やカモシカだって現れるという
七味温泉・紅葉館
先代館主が雪の日でも入浴出来るようにと裏山を刳りぬいて造ったという洞窟風呂は、秘境の湯
そのもので神秘さが漂い、温泉の名物にもなっている。ただ1ヶ所しかないため泊り客以外は時
間によって利用することが出来ない場合もある。その洞窟風呂続きに男女別の露天風呂があり更
に内湯へと繋がっている。露天風呂のすぐ下には松川が流れており、新緑や紅葉シーズンは目に
眩しい四季の装いが味わえる。そんな大自然の中にあるので、湯船では風に吹かれて落ちた樹々
の葉と混浴になる。
宿は温泉入口の松川の橋を渡ったすぐ右にある。最近の秘湯ブームのため秘境の地も色褪せた感
じはするが、今でも夜になると狸の親子が様子を伺いに時々現れたり、冬にはカモシカが露天風
呂のすぐ傍までやって来て、入浴客を横目に木の芽や皮を貪っていると言う。また春から初夏に
かけてタラノメやコシアブラ、コゴミなどの山菜は、周りの山で採ったその日に食膳に出される
というのも奥信濃・秘境の温泉郷ならではのもの。
EpisodeQize
ロビーに入るとすぐ目に映る物あります。これは館主が周辺の山から採ってきた■■■のツルを
女将さんが時間をかけて、いろいろなオブジェにデザインした物で、季節の草花が飾ってありま
す。(写真:ノリウツギの白い花が印象的な花器)今日、取材でお会いする事ができませんでし
たが、このオブジェを作っている宿の女将さんは、ノリウツギの花のような美人女将です。


■入浴料:400円
■泉質:単純硫黄泉
■住所:上高井郡高山村七味
■tel.026-42-2710
■date:2002.1.19/5.15

地域&地図情報
外観 館主


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