山湯里の旅・出湯紀行
男内湯 女内湯 湯口

湯揉みをしても熱いお湯
角間温泉・いづみや旅館
幕末の学者、佐久間象山が宿泊したと伝えられているが、象山に関するものは何も残っていない
と9代目の現館主は言う。しかし幾年経った今もなお現存する客室は格式があり、歴史の長さを
感じる。宿泊客には飽きのこない田舎料理を中心にもてなす。
玄関から中に入るとまず幅広い赤茶色に光沢した階段があり、階段左側の廊下を奥へ進んだ突き
当たりに男女内湯がある。長逗留の宿のためか浴室は小さいが、湯船からは熱い湯が溢れ出して
いる。湯口から出ていた源泉の量はそれほど多くなかったが60度近い熱さだ。湯揉みをしたが中
々冷めず結局水道水を足して入った。
EpisodeQize
館内にはこの宿の名物?でもあるような絵入りヒョウタンが至るところに飾られていた。象山が
投宿したと言われた客室にも、芸者を描いたものが数本吊るしてあった。またこの客室の柱や欄
間の数ヶ所に、普段使うことが出来ない「■■の紋章」の古い彫刻が張り付いていた。


■入浴料:500円
■泉質:アルカリ単純泉
■住所:下高井郡山ノ内町佐野角間
■tel.0269-33-3008
■date:2002.12.5

地域&地図情報
外観 客室


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