山湯里の旅・出湯紀行
露天風呂全景
露天風呂(女湯)
内湯

その日の気候によって湯の色が変わるという…
五色温泉旅館
「五色の湯、板の囲のうちがわに、うす墨をする秋の夕ぐれ」与謝野晶子の詩にあるように、松川
渓谷にへばりつくように佇む仙境の宿で、古くはランプの湯として愛されてきた。五色温泉はその
名の通り天候の変化によって五つの色に変わり、その色彩が渓谷の四季の移ろいとともに感動を与
えてくれる。露天風呂へは階段をおり、松川渓谷の川沿いまで行く。手前右奥には女性専用の湯船
があり、河原沿いに大小2つの露天風呂がある。大きい湯船も以前は積み上げた石で2つに分けて
あったが現在はその石も取り除き、白濁色の湯は混浴でもゆったり入れる広さになっている。
内湯は男女各1の浴室があり、天井の太い木の梁と、源泉を掛け流した木の湯船は、露天風呂とま
た趣きが違う情緒がある。

EpisodeQize
温泉は200年以上続くが、現館主が創業してからも半世紀の年月が経っているが、温泉宿として
のこだわりを持ち続け、混浴での水着着用は禁じたり肌に付いた温泉の成分は洗い流さないよう薦
めている。その宿の玄関脇には「■■■■のから揚げ、ここは奥信濃」の句碑があり、付近の沢か
ら採取したものを山菜や岩魚などと共に季節料理として宿泊客の食膳に並べられる。

■入浴料:500円
■泉質:含ラジウム・硫化水素泉
■住所:下高井郡高山村五色温泉
■tel.026-242-2500
■date:2002.3.9/4.10/5.15/6.2/
    7.12/8.1/8.25/9.7

地域&地図情報
全景 館主水野氏

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