山湯里の旅・出湯紀行
内湯
内湯
湯口

毎分1000リットル・30度の源泉が
保科温泉・永保荘
千曲川と犀川が合流する落合橋を過ぎ、保科川伝いを菅平高原に向かって行くと、桜並木に囲ま
れた宿に着く。宿前からは長野市街地とその彼方に北アルプスの山並みも眺望できる。施設の東
裏山の源泉地から毎分1000リットルの豊富な湯を取り入れているが、湯温は掘削当初より下
がったと言う。しかし湯量は今だ衰えず浴槽以外に、プールや池にも入れている。
平成7年に改築しロビーや売店、客室、宿泊客専用の浴室も出来たが、外来浴室は以前のままだ。
男湯は昔乍らのひょうたん風呂で、2ヶ所の湯口から源泉が注ぎ込まれている。硫酸塩泉独特の
香りがする湯は肌をツルツルさせてくれる。桜が咲く頃、西側の窓を開けると花びらが舞いこん
できて湯船に浮かぶのも風流だ。
宿の敷地内にある温泉プールは開業当時としては珍しく、今でも夏休みになると地元の子供達の
賑やかな歓声が聞こえる。
EpisodeQize
現在のプールは後から出来たもので、以前は宿前にある池がプールだった。今では人間の代わり
に鯉や虹鱒が泳いでいる。数年前、養殖のために取り入れた熱帯魚■■■■は、水温や泉質に適
応しているためか数万匹が育っている。


■入浴料:300円
■泉質:カルシウム・硫酸塩泉
■住所:長野市若穂保科温泉
■tel.026-282-3050
■date:2002.10.10

地域&地図情報
外観 施設内にある池


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