山湯里の旅・出湯紀行
男内湯
露天風呂
源泉櫓

緑の山と渓流に囲まれた七味温泉元祖の湯宿
七味温泉・牧泉館
七味の名の由来である七つの源泉が全て混り合う。温泉郷では一番古い宿だが、他の宿より西の渓
谷沿いに離れて建っている。露天風呂の大きさは横綱級の広さだ。すぐ横には98度の熱湯が吹き
出る源泉櫓があり、乳白色の湯が湯船から溢れ出ている。積雪期間と残雪のある4月末までの約半
年間、休館しているため待ち焦がれて訪れた。萌える新緑と五月晴れの中、込み合っているかと思
ったが、湯客は私のほか数人のみで、15分程経つと私一人の貸しきりとなってしまった。なぜか
溢れる湯がとても惜しくなってきた。湯から上がり渓谷に懸かる橋上の椅子で涼んでいると埼玉県
所沢から来たという可愛い娘さんとすれ違ったが、顔は湯上りのためほんのりピンク色に染まって
いたのが印象的だ。

: 玄関の前にあった井戸(写真右下)から清水が溢れ出ていた。看板には「地下■■■mからの涌
き水で飲用できます」と書かれていた。湯上りのビールも美味しいが、自然の涌き水の冷たさと咽
越しは格別だ。

■入浴料:500円
■泉質:単純硫黄泉
■住所:下高井郡高山村七味
■tel.026-42-2501
■date:2002.5.5

地域&地図情報
建物 建物

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