出湯紀行
男内湯
女内湯
浴室入口の看板

湯ノ丸高原の近くにあるが、ひっそり佇む古くからの名湯
鹿沢温泉・紅葉館
県道94号線の湯ノ丸高原・地蔵峠を過ぎると群馬県嬬恋村になる。峠から車で20分ほど走ると
道沿いに数軒の鄙びた宿が建つ鹿沢温泉に着く。以前は十数軒の宿が点在していた温泉郷だったが
昭和□□年の□□災害以降、ほとんどの宿はもう少し先の地に移ってしまった。そこが新鹿沢温泉
で、沢山の宿泊施設があるが、移転しなかった数軒の宿は今でも旧鹿沢温泉で旅人を迎え入れてく
れる。そのひとつ紅葉館は道を挟んで新館と旧館があり日本秘湯の会の宿でもある。
木造2階建ての外観は古びてはいるが、廊下やロビーの敷板は長い年月を経て黒光りしている。浴
室入口にはこの温泉の源泉名でもある「雲井の湯」の看板が掲げてあった。5月の連休にも拘らず
湯に入っている客は誰も居なかったが、湯船からはお湯がかけ流されており、天井に昇る湯気が窓
から射し込む陽の光に揺れていた。男女湯とも木造りの浴槽で秘湯の雰囲気が存分に感じられる。
問題: 「雪よ岩よ我らが宿り、俺達ゃ街には……」の唱歌■■■■発祥の地で、往年のスキーヤーや
登山家はこの地で宿をとっていた。

■入浴料:500円
■泉質:マグネシウム・ナトリウム炭酸水素塩泉
■住所:群馬県吾妻郡嬬恋村田代
■tel.0279-98-0008
■date:2002.5.2

地域&地図情報
建物

HOME 長野県観光Access信州発